ISC-CXは、顧客が次に購入する自動車をオンラインで購入する意欲を4か国で調査しました。特にオンライン化が進んでいるのは、どの国か、オンラインで購入する最大の動機は何か、そして、見逃せないタッチポイントはどんな点でしょうか。
近年、自動車業界ではデジタル化が進み、ほぼすべてのメーカーがオンライン設定やオムニチャネル販売に力を入れるようになりました。一方で、顧客側は自動車を完全にオンラインで購入する準備ができているでしょうか?そこで、ドイツ、イギリス、スペイン、イタリアで意識調査を実施し、最新の結果をまとめました。
オンラインに強いドイツ
まず今回の調査で驚いたのは、ドイツではほとんどの調査対象者が、次に購入する車を完全にオンラインで購入することを想定していたことです。反対に、イギリスはこの質問で最下位となりました。ただし興味深いことに、イギリスでは半数以上の回答者が、次に購入する自動車は完全な電気自動車にする予定である、と答えています。
試乗なしで購入しない
調査した4か国で共通していたのは「試乗しないで自動車を購入?それはありえない! 」というものです。試乗なしで自動車を購入することを想定していない人が過半数でした。これは、メーカーや販売業者にとって重要な点であり、イノベーションの扉を開くものです。例えば、潜在的な顧客を玄関先まで直接、試乗車で運ぶことができるでしょう。
自動車業界におけるオンライン購入の理由や、どのブランドが強力なオンラインプレゼンスを構築しているか等、最新のフューチャー・モビリティ調査をご確認ください。